毎月10日はラ・テール洋菓子店のサンクス・ケーキの日
ラ・テール洋菓子店の開店記念日は1998年5月。その初心を忘れないために、毎月10日をお客様感謝の日(サンクス・デー)として、その日にしか出ない「サンクス・ケーキ」を毎月一品開発し、ご予約のお客さまにだけにお渡ししています。この日だけのケーキですが、素材の産地を厳選し、通常のお菓子と同じように開発、準備をしてでき上がったものをご用意。数量も限定させていただいています。 サンクス・ケーキには毎年、年間を通じてのテーマがあります。たとえば、「ロールケーキ」の年もありましたし、「チョコレート」「シュー生地」がテーマの年もありました。
2026年のテーマは「出会い」。基本となるケーキとの出会い、生産者の方々との出会い、素材と素材の組み合せという意味での出会い...様々な出会いのエピソードとともに日頃の感謝の気持ちを込めて、 サンクス・ケーキをおつくりします。
3月サンクス・ケーキ Vol.326
「春薫るフレジエ」

3月は、埼玉県の並木さんから届く旬の苺を使ったを使った「春薫るフレジエ」 です。
パティシエが心待ちにしていた苺の季節が今年もやってきました!
埼玉県の並木さんから届く旬の苺
毎年おいしい苺を届けてくださる並木さん。とちおとめやよつぼしなど様々な品種の苺を栽培されています。埼玉県は、冬場の日照時間が比較的長く、苺の観光農園も多く、苺の栽培に適した土地でありおいしい苺が育ちます。
並木さんの農園では、「子どもたちが安心して食べられる苺をつくりたい」との思いから、花をつけてからは農薬を使わずに栽培することで、極力農薬を抑えた苺づくりをされています。
並木さんの苺は、香りがよく、お味も格別!どうぞお楽しみください。
フランスの苺のケーキ「フレジエ」
フランスでは、苺を使ったケーキを「フレジェ」と呼び、5月の旬の時期しかつくっていません。フレジエとは仏語で「苺の木」という意味です。
フレジエは、アーモンド風味のスポンジ生地の上に苺とムースリーヌ(バタークリームとカスタードクリームを合せたクリーム)を重ねた濃厚な味わいのケーキです。
今回のサンクス・ケーキでは、ムースリーヌにピスタチオを使いました。
お菓子づくりの基本でもっとも重要なクリームともいえる、カスタードクリームとバタークリームに、ピスタチオを合せたムースリーヌは、リッチな味わいです。
苺とピスタチオの相性は抜群!アーモンドの香り豊かなビスキュイジョコンド(アーモンドを使った生地)を焼き上げ、相性の良いキルシュ(さくらんぼのお酒)を使ったシロップを打ち、フレッシュな苺とピスタチオ風味のムースリーヌをたっぷりサンド。色鮮やかなベリーを合せたナパージュ(艶出し)、ピスタチオのクロッカンとフレッシュの苺で仕上げました。
春の味わいをお楽しみください
並木さんの苺のおいしさに魅了され、苺が主役のケーキをおつくりしたく、苺本来の味わいが引き立つケーキ"フレジエ"をおつくりしました。
フレジエは、開発担当の川野が約20年前に初めて出会ったケーキです。
ひと口食べた瞬間、ねっとりと濃厚なムースリーヌの贅沢な味わいに、衝撃を受けたました。
数多くのケーキづくりに携わってきた今でも、あの時の感動は色褪せることなく、サンクス・ケーキでこの想いを表現したいと考えました。
苺が旬を迎える春。苺のみずみずしさとコクのあるムースリーヌの味わいが重なり合う春の味わいをどうぞお楽しみください。
サイズ:幅6㎝×長さ17㎝×高さ5㎝
(川野 浩司)