毎月10日はラ・テール洋菓子店のサンクス・ケーキの日
ラ・テール洋菓子店の開店記念日は1998年5月。その初心を忘れないために、毎月10日をお客様感謝の日(サンクス・デー)として、その日にしか出ない「サンクス・ケーキ」を毎月一品開発し、ご予約のお客さまにだけにお渡ししています。この日だけのケーキですが、素材の産地を厳選し、通常のお菓子と同じように開発、準備をしてでき上がったものをご用意。数量も限定させていただいています。 サンクス・ケーキには毎年、年間を通じてのテーマがあります。たとえば、「ロールケーキ」の年もありましたし、「チョコレート」「シュー生地」がテーマの年もありました。
2026年のテーマは「出会い」。基本となるケーキとの出会い、生産者の方々との出会い、素材と素材の組み合せという意味での出会い...様々な出会いのエピソードとともに日頃の感謝の気持ちを込めて、 サンクス・ケーキをおつくりします。
7月サンクス・ケーキ Vol.331
「夏薫る果実」

7月は自然豊かな奄美大島で太陽をいっぱい浴びて育ったパッションフルーツをクリームやジュレに仕立てた夏のケーキです。
鹿児島県奄美大島から届く完熟パッションフルーツ
5年前のサンクス・ケーキからお世話になっている鹿児島県・奄美大島の奄なつファームさんより完熟のパッションフルーツを送っていただきます。
パッションフルーツ=酸っぱいというイメージがあるかと思いますが、奄なつファームさんのパッションフルーツは酸味とともに甘みもあり、とにかくいい香り!
大自然が広がる奄美大島で育った完熟のパッションフルーツの味わいを生かした、ケーキに仕立てました。
パッションフルーツのクリームやジュレ
今回のサンクス・ケーキは、パティシエの三木が担当します。
パッションフルーツは、種が多く、小さめの果実なので、ひとつ一つ裏ごししていくのは、一苦労。「これも奄なつファームさんのパッションフルーツのおいしさをお伝えするため!」と、職人が丁寧に下ごしらえをします。
パッションフルーツの魅力を生かすため、果汁をたっぷり使い、レモンカード(卵黄やバター、砂糖、果実や果皮を炊いてペースト状にしたクリーム)ならぬ、パッションフルーツカードを炊き上げました。
なめらかで口溶けがよく、パッションフルーツの華やかな香りと酸味の角が程よく丸くなったパッションフルーツカードに仕上がりました。
また、パッションフルーツの果汁を使い、ジュレを組み合わせることで、よりパッションフルーツの香りをお楽しみいただける仕上がりに。
7月のサンクス・ケーキらしく
ベースには、砕いたシュクレ生地に焦がしバターを絡めたブール・シュクレを敷き、パッションフルーツと相性の良いオレンジの果皮を合せたダックワーズ生地を重ねて、パッションフルーツカードとジュレを重ねました。
ケーキの回りには、アーモンドを合せたホワイトチョコレートをまとわせ、ココナッツファインを合せたシュトロイゼル(小麦粉、バター、砂糖などを合せて焼き上げたそぼろ状の生地)をあしらい、パッションフルーツの種をジュレの上に添えました。
パッションフルーツの種は、サクサクッとした食感で、そのままお召し上がりいただけます。
パッションフルーツのジュレが瑞々しいだけでなく、ひと口食べた瞬間にパッションフルーツのさわやかな香りに包まれます。
夏のサンクス・ケーキに相応しいように、ひんやり、さっぱりとした食感を意識したパッションフルーツのケーキをどうぞお楽しみください。
(開発担当:三木 弘太郎)