ラ・テールと社会とのつながり

  • -人と人をつなぐ食パン-グリホサート不使用小麦「ゆめきらり」
    -人と人をつなぐ食パン-グリホサート不使用小麦「ゆめきらり」
  • 自然エネルギーを使ったお菓子づくり、パンづくり
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  • 農家さんより直送されるおいしい素材でフードロスを削減
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  • ラ・テールのオリジナル小麦
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  • 北海道美瑛産ジャージー牛乳
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-人と人をつなぐ食パン-グリホサート不使用小麦「ゆめきらり」

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ラ・テールは創業以来、主に国産小麦粉を使用しお菓子やパンをおつくりしてきました。国内産小麦は、小麦の国内消費量のわずか一割程。生産量は決して多くなく、貴重な小麦です。

北海道産小麦「ゆめきらり」

日本の小麦農家さんの中でも、北海道の一部地域では持続可能な環境保全型農業(農業の持つ物質循環機能を生かし、生産性との調和などに留意しつつ、土づくり等を通じて科学肥料、農薬の使用などによる環境負担の軽減に考慮した持続的な農業)に取り組み、グリホサートを使わず栽培・収穫される小麦粉があります。

それが今回出会うことのできた「ゆめきらり」です。図1.jpg

徹底したトレーサビリティ管理の元、顔の見える契約農家さんから届きます。収穫直前や収穫直後は農薬を一切使わず、栽培から収穫までの道のりがすべてわかり、農薬や化学肥料に頼らない農業に力を注ぐ農家さん達の想いが生み出した小麦粉です。農家さんおひとりだけでなく、北海道の地域一帯で協力しながら、できるだけ農薬や化学肥料に頼らない「土づくり」に力をそそぐ方々がいるからこそ形となっています。ラ・テールもその想いに賛同し、農薬や化学肥料に頼らない栽培をする小麦粉を使ったパンを少しずつ増やし、皆様にお届けしていきます。写真は小麦農家さんのお一人、島部亨さんです。


「農と食をつなぐ夢」地球にも人にもやさしいパンづくりへの挑戦

20年以上かかげてきたラ・テールの想い「自然に生きる」。お客様にお届けするパンのあり方を今一度考えてみました。毎日食べるパンだからこそ、本当に安心して食べられるパンを届けたい。「人と人をつなぐパンづくり」を目指したい。「小麦を育てる人」「パンを作る人」「食べる人」をつなぎ、今後のパン業界、小麦の未来への足掛かりとなるようなその一歩になると信じて...

より深く素材を追求する中で、日本の小麦や農作物の問題に向き合い新たにすることが多くあります。欧米ではその危険性から使用が規制・禁止されるようになってきたグリホサート除草剤。対して日本は、2017年に残留基準値を緩和しています。ラ・テールでも背を向けられない問題として、使用する小麦粉により安心を求めてこだわりたいという想いが強くなりました。普段中々考える機会の少ない事柄に目を向けていただけるきっかけになればと思います。


どこかほっとするようなやさしい甘みの食パン 角食 北海道「ゆめきらり」

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素材への安心はもちろん、どなたでも食べやすい様に味にもこだわりました。従来の食パンより生地の水分量を多くして、材料を混ぜ合せる回数を極力減らしました。その分、小麦本来のやさしい甘みと豊かな風味をしっかりと感じられる食パンに。卵、バター、スキムミルク等を合せた少し贅沢な配合。酵母は、副素材の味をより引き出し、深みをだすために、ホワイトサワーと自家製酵母をブレンドして使用。ほんのり感じる甘さ、どこかほっとするような食パンに仕上がりました。乳味感を出したく、あえてスキムミルクを使って、しっとりもっちりとした食感に...

ショートニング不使用、豆乳クリームバターで置き換えています。食べたものが体をつくる...毎日欠かせない食事に自信をもっておすすめのパンです。

4月1日より新発売!

角食 北海道「ゆめきらり」1斤:280円(税抜)

▼▼▼オンラインショップはこちら▼▼▼


ゆめきらり全粒粉ブレッド

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全粒粉は、その名の通り表皮もそのまま挽いた小麦粉です。表皮に付着した農薬もそのまま残ることがあります。グリホサート不使用の「ゆめきらり」なので安心してお召し上がりいただくことができます。

もちもちとした国産小麦粉ならではの食感と、小麦本来の香りをお楽しみいただけます。

北海道産「ゆめきらり全粒粉」80%と「ゆめちらから全粒粉」20%を配合しました。砂糖・油脂・乳製品・卵不使用。北海道産米「ゆめぴりか」の粉をアルファ化して加え、より自然な甘みを感じられる仕上がりです。


グリホサートとは...

グリホサートは、除草剤「ラウンドアップ」の主成分です。

日本では、プレハーベスト(収穫直前にグリホサートを散布すること)は小麦の栽培において認められておりませんが、アメリカ、カナダ、オーストラリアでは、プレハーベストを行い、枯らすことで乾燥させて、収穫の手間を省くということがあります。

国産小麦であれば安全と思われるかもしれませんが、国内の小麦商品量の約9割は外国から輸入しており、特にアメリカ、カナダ、オーストラリアの3か国からの輸入に頼っています。また、これらの輸入小麦が船などで輸送される際、虫などがつかないようポストハーベスト(収穫後の農薬散布)が行われます。残留農薬に関しての規制はあり、国の一定基準をクリアしたものが輸入されますが、農薬が付着していることも事実です。毎日食べていたら、小さな子供が食べたら...安心安全なのでしょうか。

グリホサートが人体に及ぼす影響に関して、世界各国で研究が進んでおり、その結果オーストリアでは全面使用禁止、フランス、ドイツ、アメリカの一部の州などでも使用の規制や禁止に向けての動きが強まっています。日本でもグリホサートは、使用されています。しかしプレハーベストとしてではなく、例えば、小麦の収穫後に畑にグリホサートを散布し、植えていた小麦の根など、一度絶えさせ、別の品種を栽培するという方法で使用することがあります。これは根が残っていて、品種が混ざってしまうことを防ぐために行います。散布した後、畑は数日そのままにすることで、グリホサートは農薬としての効力を失い、また別の小麦を栽培することができます。


ネオニコチノイド系農薬不使用

ネオニコチノイド系農薬はニコチンに似ていることから名前がついた農薬の種類。無味無臭無色で植物内部にまで浸透するため、洗っても残留してしまいます。1990年代初めから、世界各地でミツバチが減少しました。これはネオニコチノイド系農薬の使用との関係が疑われています。近年ヨーロッパを中心としてネオニコチノイド系農薬の規制強化や使用禁止などの動きもあります。